今回はメキシコの衛生面について、中でも、私の実体験を踏まえて食中毒についても書かせて頂きます。
実は、旅を始めて5ヶ月目にして食中毒になってしまいました。
場所はメキシコ南部。
南部は、街によって標高差が激しく、身体が寒暖の差についていくのがやっとです。
症状ですが、腹痛と下痢が1週間以上続きました。
早速、原因を追究してみました。
まずは生活に欠かす事が出来ない水。
飲料水はミネラルウォーター、歯磨きもミネラルウォーターで
口に入れる水には気を付けていました。
ん??
そういえば、氷は気を付けていませんでした・・・。
「別にいっか」となっていました。
また、シャワーはそのまま浴びています。
もちろん(シャワーは)水道水です。
次にトイレです。
安宿(一泊360円レベル)では水を流すのにバケツに水を溜めて、
自分が出したものに勢い良くかけるという場合もあります。
たぶん、このバケツはものすごく汚いです。
もちろん、もう少しお金を出せば水洗トイレのホテルもたくさんあります。
次に、楽しみの一つである食事。
毎日食べているものと言えば、屋台で安くて手軽に食べる事が出来る
タコス(約30円)とトルタス(メキシコ風サンドウィッチ)(約80円)です。
これも怪しい。
両方とも、屋台という決して良いとは言えない衛生環境の中、生の野菜を使用しています。
1週間経っても症状が良くならないので、心配になり病院に行きました。
そうしたら、なんと無料で診断をしてくれ、薬もくれました!
国が支援してくれているとの事です。
診断結果は、スペイン語がわからないので良くわからなかったのですが、
「食中毒」と辞書で引いたスペイン語を見せると先生は
「そのようなもんだよ!」みたいなジェスチャーをしながらスペイン語をペラペラと話されました。
そういえば、「タコスは食べちゃダメだよ!」とメキシコ人の先生が言っていました。
「あなた方の主食じゃん・・・」と思いましたが、現在はその言いつけを守っています。
その薬を飲んで3日目。
今ではすっかり良くなりました。
このように、私のような貧乏旅行をしていると食中毒は防ぎようがないという実情もあります。
しかし、手洗いの徹底や火がしっかりと通っているものを食べるなどの基本的な事に気をつけ、
これからも旅を続けたいと思います。